トゥザグローリー

 日経賞に登録しているトゥザグローリー(牡4=池江)は強い4歳世代の一角だ。
  母トゥザヴィクトリーは2001年ドバイワールドカップ2着馬。「勝利に向かって」突き進んだ母が惜しくも届かなかった栄冠は、10年の月日を経て、息子の同期でやはり馬名に「勝利(=Victoire)」をいただく馬…ヴィクトワールピサがもぎ取った。日本競馬の誉れ、ここに極まれり。
 To The Gloryは母名からの連想で「栄光に向かって」。Gloryには「栄光、誉れ、絶頂」などの意味がある。同期のライバルにだいぶ先行されたが、この馬も頂点に向かうだけのスケールの持ち主。