マグナグリーシア

 紀元前7世紀ごろの古代ギリシャでは、人口の増加に伴って現在のイタリア南部やシチリア島へ多くの人が移動、植民した。元のギリシャ本貫を「小ギリシャ」、植民した地域は「大ギリシャ」とされ、後者は古代ローマでMagna Graecia(マグナグラエキア、ラテン語「大ギリシャ」)と呼ばれた。それが、愛チャンピオンSに出走予定である英2000ギニー馬マグナグリーシア(牡3=Aオブライエン)の馬名由来だと思う。グリーシア(Grecia)はイタリア語のギリシャ。ちなみにイタリア語の発音だと「マンニャグレーチャ」が近いが、それを英語読みするとマグナグリーシアになる次第。