ピオネロ

 今年の京成杯はなかなかの好メンバー。有力馬の一角にピオネロ(牡3=松永幹)がいる。
 Pioneroはスペイン語。英語のPioneer(パイオニア)と同義で意味は「開拓者、先駆者」。語源はラテン語pes(足)で、そこから派生したpedonem(歩兵)が古フランス語で(いろいろ飛躍を伴って)peon→peonierとなって、フランス語pionnierを経由してスペイン語pioneroへと分岐したようだ。歩兵には「戦闘工兵」、つまり主力部隊の前に派遣されて道路や橋を建設・整備する役割があったので、意味が「先駆者、開拓者」に広がった。馬名的には悪路が得意そうだが。