スリーボストン

 プロキオンSに出走するスリーボストン(牡7=野中)は父ボストンハーバー。「冠名+父(母)名の一部」は、冠名スリーにおいて頻出する馬名の由来。この馬の母(その父フォーティナイナー)も当初はいつものごとく「スリーナイナー」と命名される予定だったという。ところがスリーナイナーだと審査を通らず、スリーサンナイナーと名付けられた…という経緯がある。父フォーティナイナー(49er)の49は7の自乗なので、娘をスリー・サン・ナイン、つまり3×3=9(3の自乗)にした…わけではなく、冠名+母名(サン)+父名からの命名だが、記号性の強い冠名スリーでは珍しい馬名エピソードなので紹介。