サラリンクス

 カナディアン国際Sで並みいる牡馬を打ち負かしたフランス馬サラリンクス(牝4=ハモンド)が、意気揚々とJCへ。
 Sarahは人名。旧約聖書にも出てくる由緒正しい名前で、ヘブライ語で「プリンセス(姫、王女)」の意味。3000年以上前に古代バビロニアで栄えたアッカド王国アッカド語まで語源はさかのぼれるようだ。母スティールプリンセス(鋼の王女)から連想したかどうかは不明。
 Lynxは「オオヤマネコ」。馬群をインから抜け出した前走の素早さはまさにリンクスを思わせる。父モンジューは日本競馬において重すぎな印象もあるが、素早そうな「山猫姫」という名の娘が名誉回復を期す。