オーブルチェフ

 プラタナス賞(2歳500万級、東京ダート1600m)に出走するオーブルチェフ(牡2=萩原)は、砂替わりの前走で7馬身差の圧勝。昇級戦でも期待。
 キリル文字ではОбручевと表記するが、これはロシア人の名字。この馬名に関しては、帝政ロシアからソ連を生きた地質学者であり、SF小説家の先駆けでもあるウラジミール・オーブルチェフの名をいただいたようだ。というのも、この馬は父マリブムーン。その名のMoon(=月)がポイントで、月には「オーブルチェフ」と名づけられたクレーターがあるためだ。ちなみに学者のオーブルチェフは92歳まで存命。馬の方も息長い活躍を期待。