ベルシャザール

 共同通信杯に出走するベルシャザール(牡3=松田国)は、前走ホープフルSを制し前途洋々。
 Belshazzarは人名。紀元前6世紀ごろ栄えた新バビロニア王国最後の王ナボニドゥスの息子にして摂政旧約聖書ダニエル書では同王国の2代目王ネブカドネザル2世の息子で、最後のバビロニア王と記されている。芸術家の創作欲を刺激する人物で、のちにハイネの詩やシューマンの歌曲、レンブラントの絵画、ウォルトン(英国の作曲家)の音楽劇など、多くの作品の主題となった。旧約聖書いわくベルシャザールエルサレムから略奪した神器で祝宴を催したところ、壁に彼の運命を示す文字が現れたという。