サトノアーサー

　前走で上がり３Ｆ32秒７の末脚を繰り出したサトノアーサー（牡３＝池江）は一級品のディープインパクト産駒か。きさらぎ賞に登場する。
　Arthurはむろん「アーサー王伝説」で知られるブリトン人の君主だろう。母がKing's Roseで、Kingの代名詞といえばアーサー王にほかならない。なおRoseの部分は母父Redoute's Choiceからの連想。「リダウツ」と英語読みされることが多いが、仏語読みでルドゥーテ。植物の絵画で有名な「バラの画家」だ。Arthurの語源はギリシャ語ΑΡΚΤΟΣ（クマ）が有力だ。これをΑΡΚΤΙΚΟΣとすれば「おおぐま座の」、転じて「北の」。末脚の極北を目指せ。