ヴェルデグリーン

 オールカマーを鮮やかな末脚で制したヴェルデグリーン(牡5=相沢)が天皇賞・秋で初めてGⅠに挑む。
 Verdeはイタリア語で「緑(の)」、Greenは冠名だがこちらも英語で「緑(の)」。つまり「緑緑」。なんだか名字と名前が一緒のような感じだが語呂はいい。冠名グリーンにおいてはとっておきの馬名かもしれない。verdeの語源はラテン語viridis(=緑)、ひいてはvirere(緑になる)。greenの語源は印欧祖語までさかのぼれて英語grow(=育つ)と同根。いずれ植物の持つ生命力、成長力にあふれたイメージだ。勢いを駆って一気にGⅠ奪取なるか。