ゴットフリート

 朝日杯FS3着ゴットフリート(牡3=斎藤)が共同通信杯に出走。
 父ローエングリンはワグナーのオペラの題名、主人公の名。Gottfriedはオペラの登場人物。ブラバント公国の後継ぎだが、魔法で白鳥に変えられたり、最後は姉(ヒロイン)の死を看取ったり…と粗筋だけ書くとさんざんな役だ。
 ドイツ系の名は、なんというか華々しい語義が多いが、この名もGott(神)+fried(平和)という力強さ。例えばオペラの作曲者ワグナーは本人がリヒャルト(語義は「堅固な支配者」)→息子ジークフリート(勝利+平和)→孫ヴォルフガング(狼の道)、そして曾孫の名がゴットフリートってな具合。