ルリニガナ

 函館2歳Sに出走するルリニガナ(牝2=伊藤大)は、スニッツェル産駒らしいバリバリのスプリンター。
 この馬名は花の和名で「瑠璃苦菜」と書く。キク科でチコリーに似た花は青紫色。その色をかたや「瑠璃」と表現し、一方欧州ではカタナンケ・カエルレアと呼び、Caerulea(ラテン語で空色)と表した。名前通り、美しく愛らしい色合の花だ。古代ギリシアでは花を媚薬の材料としたため、Cupid’s dart(キューピッドの矢)というシャレた別名もある。
 花言葉は「心の思うまま」だそうで、馬のルリニガナにも短距離を心ゆくまま突っ走ってもらいたい。