ダンスディライト

 京都記念が重賞初挑戦となるダンスディライト(牡5=松永幹)は、一気に重賞ウイナーまで上り詰めるか。ダンスは母ダンスインザムードから。Delightは「歓喜」。喜びの中でもとりわけ度合いが強いもので、「大満足」とか「欣喜雀躍」みたいな訳を当てたい。16世紀までdeliteのつづりだったが、light(光)やfight(戦い)の影響でつづりが変わったらしい。母は桜花賞とヴィクトリアMを制した名牝だが、子どもはコンスタントに勝つものの重賞Vとは縁がなかった。ダンスディライトは母にとっての光。厳しい戦いを勝ち抜き重賞勝ちなら、母も歓喜で小躍りすることだろう。