レッドガラン

 スポニチ京都金杯の有力馬レッドガラン(牡6=安田隆)の馬名は、冠名Red+Galant(フランス語)。ガランは文語的あるいは音楽用語として「優雅な」。通常の文脈だと「(特に女性に)親切な、愛想がいい」。牝馬に弱い…と名は体を表すが、取り立ててそんなことはない。同根の英語ギャラント(gallant)は「勇敢な」という意味なので、果敢に攻めてほしいもの。いずれも語源的には古フランス語のgale(お祭り騒ぎ)を通るので正月っぽさもある。さらに言えばガランの第一印象は「伽藍(がらん=寺院の建物)」ではなかろうか。正月競馬では、レッドガランの馬券を初詣のさい銭としてもいいだろう。