コントレイル

 ホープフルSの有力候補コントレイル(牡2=矢作)は前走東スポ杯2歳Sで1800m分44秒5のレコードで圧勝。残像が残るような末脚だった。

 Contrailは「飛行機雲」の意味で、飛行機がない時代には当然なかった単語。飛行機周りの空気中の水分が排気や気圧差により凝縮して水滴になり、高所で低温なため氷となり、それが雲になる。航跡の後方に線上の白い雲ができる現象。水分の凝縮を伴うので、英語ではcondensation(凝縮)trail(跡)と呼ばれた。明らかに「飛行機雲」の方が分かりやすい。英語話者も長いと気づいたのか、短縮してContrailにしたのが1945年のことだ。