クリソベリル

 デビュー5連勝のクリソベリルがチャンピオンズCで文字通り古馬のチャンピオン級に挑む。一気に頂点を極めるか。
 この馬が出る牝系は近年の重要牝系。キャサリーンパーから広がり、多くに鉱石・貴石の名がつく。兄クリソライト、姉マリアライト、近親のダンビュライト、アロンダイト、ブラックスピネル…など。Chrysoberylは「金緑石」。Chryso-は語源がギリシャ語で「金の」という接頭辞、berylは「緑柱石」のことでギリシャ語ΒΗΡΥΛΛΟΣから、サンスクリットまでさかのぼり、南インドの地名ベルールが語源のようだ。当地では鉱石が多く取れたのだろうか。クリソベリルはモース硬度8.5でかなりカタい。