トミケンキルカス

 先日の小倉記念は猛暑のなかメールドグラース(フランス語で「氷の海」)という涼しげな馬名が勝った。サマー重賞では、せめて馬名に涼を求める戦略でいきたい。関屋記念も暑い。トミケンキルカス(牡7=大和田)だ。

 冠名トミケンは馬名にマイナー諸語をつけることで馬名界では知られている。最近の活躍馬でトミケンスラーヴァのSlavaはチェコ語で「栄光」。キルカスはフィンランド語。同国首都ヘルシンキもいま夏だが最高気温20度、最低11度。晩秋かよ。Kirkasは「輝いている、明るい、雲ひとつなく晴れている、明確な」で、重賞初挑戦の晴れ舞台はキルカスでアツくなりそうだ。