サートゥルナーリア

 ホープフルS勝ちサートゥルナーリア(牡3=角居)が年明け初戦で皐月賞に出走。

 ローマ神話。サートゥルヌスはユピテルに王位を追われてイタリアに逃れ、その地の王となり「黄金時代」の世を治めた。人々は慈悲あふれる統治をたたえ、毎年12月17日からサートゥルヌスを祝す祭り「サートゥルナーリア」を催した。公事は休み、宣戦布告や刑罰執行も延期、贈り物を交わし合い、主人と下僕は地位を交換して数日間陽気に騒いだ。

 サートゥルヌスはゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」のせいか印象いまいちだが、実は農耕と文明の神で太古の賢王でもある。兄エピファネイア(1月6日の公現祭)と祭りつながり。