サトノワルキューレ

 フローラSを勝った時の末脚が鮮烈。サトノワルキューレがローズSでまた大輪を咲かすか。
 Warkureはドイツ語で、北欧神話の戦(いくさ)乙女のこと。14世紀以前にスカンディナヴィアで使われた古ノルド語Valkyrjaが語源。英語ではValkyrie(ヴァルキリー)。日本でワルキューレというドイツ語が、北欧オリジナルや英語と同じかそれ以上に行き渡っている理由は、ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」第1日3幕の序奏「ワルキューレの騎行」のためだろう。映画「地獄の黙示録」のあれだ。古ノルド語valrが「(戦場で)たおれた者」、kyrjaが「選ぶ者」。戦乙女は英雄の魂を主神の宮殿に導く役割を担う。