カシノティーダ

 小倉2歳Sは夏競馬の締めくくりだが、晩夏の折りになお暑さは緩まない。猛暑日が日常的だった今夏を象徴する馬名がカシノティーダ(牝2=田所)だ。
 ティーダは沖縄や奄美の言葉で「太陽」。未勝利の身でひまわり賞(ひまわり=sunflower=太陽の花)を勝ち、夏4戦目で連闘になるというのに元気いっぱい。今夏働きすぎの太陽のようだ。
 ティーダの語源は諸説あるが「天道」を推したい。「おてんとさま(御天道様)は見ている」という格言は老子の「天道無親、常與善人」から来ていると思う。天道は親なく(親しい疎ましいがなく)常に善人にくみす(味方する)。善人にはティーダで馬券が当たるのだ。