シュンドルボン

 エリザベス女王杯に夏からの3連勝で一気に台頭してきた上り馬シュンドルボン(牝4=矢野)が出走する。
 この馬名はベンガル語で、バングラデシュベンガル湾に面したガンジス川流域にあるマングローブ群生地帯のこと。国立公園に指定され、世界遺産として登録されている。シュンドルは「美しい」、ボンは「森」。母ネイチャーガイドの名から連想。シュンドルの語源はサンスクリットの「スンダリ(=美しい)」だが、この森林にはスンダリの木(サキシマスオウノキ)が群生しているからその名がついたとも、Shomudrobôn(海の森)の発音が変化したとも言われる。いずれ生物多様性の母だ。