ポイマンドレース、グリッターウイング(母レースウィング)

 友道厩舎のポイマンドレース(牡4)、グリッターウイング(牡3)の兄弟は超堅実!2頭合わせてこれまで18戦、馬券圏内を外したのは1度だけ。馬券の軸として優秀な母レースウィングの2頭について。
 先週の土曜小倉R・平尾台特別。兄ポイマンドレースは、逃げるサンライズモールを際どく捕らえてのV。これで通算成績を【4・2・4・1】とした。先々週には弟グリッターウイングが重賞レパードSに出走し、ミラクルレジェンドにかわされたものの惜しい2着。こちらは【2・5・0・0】のオール連対。兄はマヤノトップガン産駒、弟はクロフネ産駒と父は違うが、無類の手堅さが共通する。
 「似てるね。どちらも栗毛の大型馬でデビューが遅れ気味になった。何かにやられることも多くて…。右にモタれる面までね」
 友道師は苦笑しながら兄弟の共通点を挙げた。それにしても兄弟合わせ18戦6勝、2着7回、3着4回。ポイマンドレースのデビュー戦(6着、今となっては惜しい1戦)以外はすべて馬券圏内という堅実さはすごい。
 「2頭ともちょっと性格がのんびりしてるし、階段を少しずつ上がっていく感じかな。いずれオープンでも活躍を、と思っている」
 弟が一足早くオープン入り。兄も準オープンに昇級して前途は明るい。似たもの兄弟対決の日もそう遠くないかも。
 ちなみに2頭の母レースウィングは友道厩舎初期の活躍馬。トレーナーが厩舎を開業して初出走の週(通算4戦目)に厩舎2勝目を挙げた。友道師の記憶も鮮明だ。
 「転厩してきて、未勝利の身でいきなり中京の500万を勝ってくれて。お母さんも堅実で手が掛からなかった」
 レースウィングは曾祖母がキーパートナー。近親にダンスインザダークスズカマンボなど活躍馬が数多く出る名牝系だ。兄弟の活躍もあって、ますます発展していく系統だろう。